たてただけ

三日坊主にすらなれない

アーセナル通信簿・14-15シーズン版 〜GK編〜

聖地ウェンブリーで優勝杯の防衛をあっさりと成し遂げてはや数日、皆様いかがお過ごしだろうか。
紆余曲折あったシーズンも終わりを告げ、再びシーズンが始まるまでの喪失感に打ちひしがれる毎日が続くことになるわけだが、ここらで今シーズン(いや、終わったからもう昨シーズン?)の10ヶ月間を振り返り、評価基準を設けて(誠に勝手ながら)選手それぞれにつけていこうと思う。
ただ一気にやるのはさすがに骨が折れるのでポジション毎に。あとそれぞれのポジションでシーズン最優秀選手を選出していく。

評価基準は
S いやもう素晴らしすぎて何も言えない
A 最高でしたありがとう
B 欠かせない戦力でした
C まずまず
D もうちょっと頑張れたよなー
E …(^ω^)
N 出場試合数少なすぎて採点出来へん

ではまずはGKから。


1.ヴォイチェフ・シュチェスニー  評価:D

出場試合・分数
PL:17試合・1498分
CL:6試合・511分
FA:5試合・480分
CS:1試合・90分
合計:29試合・2579分


あーー!!!遂にやっちまったー!!!

という印象しか残らないシーズンになってしまった。

開幕時こそは1stGKのポジションをしっかりと確保してはいたものの、1試合1度の恒例シュチェ劇場を今シーズンも抜かりなく披露。
それでも奇跡的に失点には繋がらないという謎神話を打ち立てていたが、年明け一発目のセインツ戦の1失点目で遂に神話崩壊。更に2失点目直後の水飲みパフォーマンス、極めつけには試合終了後にシャワールームで喫煙と、この日だけで3回という驚きのやらかしっぷりは、全アーセナルファンの怒りと呆れと笑いを誘った。
その次の試合はFA杯だったため、"1stGK"の彼はベンチに座ってオスピナの安定感あふれるプレーを見届け、そして以降のリーグ戦でも同じことをし続けることとなった。オスピナが痛がっているときに颯爽とベンチを飛び出しトレーニングをする姿を見ると何故か笑ってしまう、すまんな。
正直なところ本当はEにしたい位だが、FA杯では何度かビッグセーブ・ビッグ飛び出しを見せてくれていたので一段階上の評価に。

色々言われているけど、お前のビッグセーブとか、シュートキャッチした時のどや顔とか、何故かピアノ弾けるっぽいところとか、常に生意気そうな感じとか、本当はみんな大好きだからな。腐らずに頑張れ。



13.ダビド・OOOOOOOOOSPIIIIIINAAAAAA 評価:B

出場試合・分数
PL:18試合・1620分
CL:3試合・209分
FA:1試合・90分
CoC:1試合・90分
合計:23試合・2009分


フランス・ニースより獲得したコ ロ ン ビ ア代表GK。「シュチェスニーが1stGK」とヴェンゲルが宣言していたため、2ndGKという立ち位置からのスタートとなったが、ニース時代からの負傷が長引いて開幕から1ヶ月離脱、さらにセットバックでプラス2ヶ月離脱と、周囲の期待通り順調にアーセナルに適応していった。
転機が訪れたのは年が明けてから。FA杯3回戦ハル戦で安定したパフォーマンスで無失点に抑えると、前述のシュチェスニーの件もあってか、次のリーグ戦ストーク戦でもスタメンに抜てきされる。そこでもクリーンシートを達成し、見事正GKの座を奪い取ったその後も安定感を感じさせるプレーを続け、シュートセーブ率、1試合平均失点率、クリーンシート率でリーグトップの数字を記録。また正確なフィードでオフェンスにも貢献、実際リヴァプール戦4点目のゴールも彼のパントキックから生まれている。
これほどの活躍を鑑みるとAでも良いと思うが、怪我とはいえ前半戦は長く不在であったので一段階下げてBに。来シーズンはフル稼働を期待したい。
GKの補強があるとかないとか言われているが、ヴェンゲルの宣言通りであれば、来シーズンもエミレーツではOOOOOOSPIIIIIIINAAAAAAAAAA!!!!!の大合唱が聞こえるはずだ。


26.ダミアン・"エミ"・マルティネス 評価:C

出場試合・分数
PL:4試合・302分
CL:2試合・180分
合計:6試合・482分


オスピナが絶賛離脱中だったシーズン前半は、シュチェスニーの出場停止によってチャンスを得たアンデルレヒト戦、そしてシュチェスニーの負傷によって交代出場したマンチェスター・ユナイテッド戦から5試合連続の先発出場、計6試合でゴールマウスを任された"エミ"。昨シーズンまでに起用された際には時折自信なさげな雰囲気が垣間見えていたが、今シーズンはその様子はなく、堂々とした面持ちでシュチェスニー復帰までの守護神を務めあげた。
シュチェスニーやらかし、オスピナ大復活のシーズン後半・3月には2部のロザラムへレンタル移籍。残留争いに巻き込まれていたクラブで正GKを任され、見事残留へと導いた。
なおアーセナルとの契約は今夏限り。今後のキャリアを考えればやはり…なのだろうか。アルゼンチンのGKの層は他国よりかは比較的薄いと思うので、彼が代表の正GKとして活躍する姿を見ることを願って送り出したい…って、まだ退団決定したワケじゃないんだけれどもね。



ということで、



14-15シーズンMVPGK:ダビド・オスピナ

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↑コロンビア代表のコ  ロ  ン  ビ  ア

まぁ異論無いですよね。


来シーズンのことを勝手に妄想:GK編
安定感最強GKことOOOOOSPIIIIIIINAAAAAAAの唯一のウィークポイントである身長を攻めてくるチームに出くわすと思われるので、その試合はハイボール跳ね返しマンことシュチェスニーのワンポイント起用で切り抜ける…なんてのはどうだろうか。
安定のオスピナ、ハイボール(not酒)のシュチェ。という感じで。なんというか、この2人のうち1人がカップ戦だけしか出られないというのは心情的につらいというか。リーグ→カップ→リーグでGKを替えても大丈夫なんだから、リーグ→リーグ→リーグの内にGK替えても大丈夫でしょって。


まぁとりあえずチェフさんは要らんから。