たてただけ

三日坊主にすらなれない

アーセナル通信簿 14-15シーズン版 〜FW編〜

さぁラストFW編!
S いやもう素晴らしすぎて何も言えない
A 最高でしたありがとう
B 欠かせない戦力でした
C まずまず
D もうちょっと頑張れたよなー
E …(^ω^)
N 出場試合数少なすぎて採点出来へん



9.ルーカス・ポドルスキ 評価:E



一発目からEってのもなかなか悲しいが…仕方ない、そうつけるしかない。

大して出てないのにキャプテン・ラームの隣という素晴らしすぎるポジショニングでトロフィーを掲げたW杯の歓喜から一転、アーセナルでのポジションは失われてしまった。
"守備をしない代わりに一発を期待できるFW"という立ち位置で13-14はやってきたが、"守備をするし一発がある"という完全上位互換の人がやって来てしまったため出場機会が激減するのは必然だった感。CLアンデルレヒト戦の土壇場決勝ゴールが唯一の見せ場だった。
レンタル移籍したインテルでも活躍出来ず、再起を誓いガラタサライに完全移籍。その左足でトルコのファン達を沸かせて欲しい…暴れさせない程度に。



12.オリヴィエ・ジルー 評価:A



13-14の後半戦でボロクソ言われまくったジルー。勝負の3年目はコミュニティ・シールドで早速スーパーゴールを決めるなど滑り出し上々だったが、エヴァートン戦でなんと相手のクリアが足首に当たった時にポキっといってしまい4ヶ月離脱の診断。CLグループリーグの登録からも外れ、年内の出場はないものだと思われていた。
しかししかししかーし!!なんと予想されていた4ヶ月の離脱期間を上回る3ヶ月でピッチに復帰、更にはその試合で見事なボレーシュートでゴール。CLグループリーグ5節ドルトムント戦にも一応間に合ってしまった(もちろん出れないが)。
その後はワントップとして安定した活躍を重ねていった。QPR戦での無駄すぎる頭突きで出場停止を食らった件はいただけなかったが、2月に入ってからはリーグ戦で6試合連続ゴールと絶好調。その後はリーグ戦でのゴールは生まれなかったが、FA杯決勝では後半ATに4点目のゴールを決めて14-15シーズンを締めくくった。

FWとして勿論ゴールは大切だけど、それ以上にジルーは2列目を活かす働きが素晴らしかった。フリックとか完全に藝術の域。やっぱり今のアーセナルに一番合うFWのタイプだなーと。
ジルーへの疑問の声は、いつしかジルーをサポートするCFを求める声になった気がする。誰が来たってあんたがファーストチョイス。



14.セオ・ウォルコット 評価:C



最後の最後に評価をひっくり返した、スーパー帳尻合わせ男
前十字靭帯断裂の大怪我から11ヶ月、バーンリー戦で久々にピッチに立ったセオ。しかしその後そけい部を痛め再び離脱。年の瀬からベンチ入りしたものの、ベンチを温め続ける日々が続く。
出場しても目立った活躍は出来ず、守備への貢献度は… 長期離脱からの復帰なので勿論時間は必要、だが契約は16年夏まで…残された時間は多いとは言い難い…

風向きが変わったのは途中出場した37節ユナイテッド戦、ビッグマッチでの久々のゴールだった。オウンゴールだけどあれがセオのゴールなのは疑いようがない。
そしてここから圧巻の帳尻合わせが始まったわけで…まずは最終節WBA戦のハットトリック。特に1点目のシュートスピードは凄かった。そしてFA杯決勝の先制ゴール…失っていた信頼をこの2試合で一気に取り戻したように思う。正直自分もダメだと思ってました、ごめんなさい。
先日契約延長も済ませて移籍報道をシャットアウト。コミュニティ・シールドではCFで先発するなど、今シーズンはジルーと違うタイプのCFとして活躍を期待されていると思うので、最終盤の勢いそのままに突っ走ってほしい。



17.アレクシス・サンチェス 評価:A



f:id:gnsp:20150807011237j:image申し訳ございませんでした。

エジルに続くビッグサマーな獲得となったアレクシス。正直1年目からあんなに活躍するとは思わなかった。
CLプレーオフベシクタシュ戦を皮切りに、レスター戦ではプレミア初ゴール。その後もゴールを積み重ねていき、終わってみれば25ゴール12アシストの大車輪の活躍。ウディネーゼ時代のゴール数(21)を1年で抜いちゃったんだから凄い。そのゴールもただのゴールではなく、目の覚めるような素晴らしい一発を見せてくれた。まさしく"規格外"
彼が凄かったのは攻撃だけではない、相手にボールが渡るやいなや直ぐにプレッシャーをかけ、前線の守備リーダーとも言うべき活躍を披露した。

今シーズンはコパアメリカ(優勝おめでとう!)で出遅れるが、変わらぬパッションで幾つもの素晴らしいゴールを見せてくれると確信している…からね、しばらくは大丈夫だから、今はよーーーーーーく休んでね。終盤ちょっと調子落ちてたからね、やっぱり疲れてるよね、ちゃんと休んでね


ホント休めよ!!!!



22.ヤヤ・サノゴ 評価:D



衝撃の4ゴールーーーーー
エミレーツ杯でのまさかの4ゴールで始まった未完の大器ヤヤ・サノゴの14-15シーズン。いよいよ覚醒!?かと思われなかったような、思われたような…だが、後述のダニーの獲得もあって出場機会はかなり限られることになり、更にはハムって離脱したり、結局今シーズンも覚醒ならずであった。
そんなわけで衝撃の4ゴールとドルトムント戦でのゴールを残して後半戦はクリスタル・パレスへレンタル移籍。加入2試合目には1ゴール1アシストの活躍を見せたが、それ以降は目立った活躍もなくシーズン終了。

正直Eでも良いくらいだが若手なので温情でDに。ことごとくシュートが正面にいくのはなんとかしなければならない。
今シーズンは大先生のいるアヤックスへレンタル移籍。シュートはもちろんトラップも向上させて帰ってきてくれたらと思う。


No Sanogo, No Party.



23.ダニー・ウェルベック 評価:C



2014年のデッドライン・バイはこの人。ユナイテッドの生え抜きがまさかの北ロンドン上陸。
「ぼかぁCFがやりたいんだよぉ!!」という彼の希望通り、入団からしばらくはワントップのレギュラーとして苦しいチームを支えていく。加入3試合目で初ゴール、ガラタサライ戦ではハットトリック!と、ここまでは良い感じ…であった。
誤算はやはりジルーの早過ぎる復帰だろうか。ここを境にワントップではなく主にウイングでの起用が中心に。後半戦では年明けから1ヶ月離脱した影響もありベンチが定位置になってしまい、5月に入り膝の負傷を抱えそのままシーズン終了。
起用法のこともあるが、37試合8ゴールはちょっとさみしい。

んでいた活躍とは遠いものだったが、14-15シーズンの彼の最大の功績は、やはりFA杯での古巣への一撃だろう。
f:id:gnsp:20150807001025j:imageこれがあったのでDからCに。

早く復帰してそのとんでもない身体能力を活かして多くのゴールを見せてほしい。



28.ジョエル・キャンベル 評価:N



ブラジルの地でサプライズを起こしたキャンベルが、3年のレンタルを経て遂に北ロンドンへ…期待は小さくなかった。いやどデカかった、少なくとも自分は。
しかし待っていたのはスタメン争いどころか、ベンチ入り争いの日々。出場しても後半のちょっとだけ…
結局リーグ戦での合計出場時間は僅か41分。1試合どころか前半すら終わらない時間…先発出場したのはCL,FA杯,CoCで1試合ずつ。
もう全然戦力としてカウントされてへん…ということで後半戦はビジャレアルへレンタル移籍。今までのようなプラス思考のレンタルでないのが悲しい… レンタル先ではコンスタントに出場機会を得、終盤にゴールも決めて一応それなりに活躍したらしい。

アジア遠征に帯同しなかったのでやはり今シーズンもレンタル移籍になるのか…辛い時期が続くが、なんとか結果を残していってほしい。



ということで。



14-15シーズンMVPFW:アレクシス・サンチェス

f:id:gnsp:20150807004427j:image
神様仏様アレクシス様。



来シーズン…いや、もう今シーズンのことを勝手に妄想:FW編
2列目:揺るがぬアレクシス優位。相手に応じてセオとダニーはWG起用だろう。
CF:こちらも揺るがぬジルー優位。んでもって相手に応じてセオとダニー…でしょうな。




来んのか、来ないのか、どうなんだおにぎり!




監督.アーセン・ヴェンゲル 評価:B

コミュニティ・シールドからの突然の4-1-4-1導入はさすがにクエスチョンマークを突きつけざるを得ないが、4-2-3-1に戻して以降の快進撃はやはりボスの功績になる。コクランとサンティを3列目で組ませるなんてねぇ…ここから一気に攻守にわたって安定したと思う。
契約延長3年のうちの2年目となる今シーズンはどのようなマネジメントをしていくのか。

あ、あともうちょっとターンオーバーに柔軟になってくれれば…




ようやく終わりました。
ここまで耐えて私の駄文を読んでいただいた方にただただ圧倒的感謝。



また気が向いたらなにか書きます。