たてただけ

三日坊主にすらなれない

私的ランキング2016・映画編

あっという間に2016年も終わるので、今年もやろうと思います。

今年は割とたくさん観た(と思う)ので、まずは映画から。今年公開されたもの限定とします。

 

11.スーサイド・スクワッド

 マーヴェルとDCの差を感じてしまった作品。

 ハーレイが可愛いのは百も承知だが、ジョーカーがただただ余計な要素でしかなかった。ウィルスミスのデッドショットも良かったけど、一番格好良かったのはディアブロさん。

 

10.僕だけがいない街

 アニメ未視聴な自分からすると、「いや、これでも全然いいんじゃない?」という感じ。まぁまぁ自然にまとまっていたし、ミッチーの八代先生はサマになってたし、及第点はつけられる出来。

 主題歌がアジカンじゃなかったのは残念だが。

 

9.ミュージアム

 観賞後、"最悪のラストを期待する"というコピーに「なるほど」と思わせられた作品。もっと胸糞な展開に出来たはずだし、むしろそれを期待して観に行った人には少し残念な気持ちで劇場を後にしたかもしれない。だが客が想像し難いラストを提示したのもまた良いのではないかと。

 変わり果てた姿の妻夫木聡目当てに観るのもよし、女医の市川実日子さん目当てに観るのもよし。

 

8.デッドプール

 マーヴェルムービー。キッツいジョークも盛り沢山だし、ド派手アクションはちゃんとマーヴェルなのでしっかり楽しめる。基本洋画は字幕派だが、この作品は下ネタが緩くなってる字幕ではなく、それ全開で吹っ切れまくってる吹き替えで観るべし。やっぱり映画吹き替えはプロにさせるべきですわ( )

 

7.ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー

 デススター設計図奪取作戦。ところどころの粗さは勢いでカバーするギャレスの力技で一本勝ち。EP4の冒頭へ綺麗に繋がるのはファン涙目不可避だろう。相変わらずマッツ・ミケルセンダンディだし、K2君は終始有能だった。

 レイアの訃報を受けた今、もう一度劇場へ足を運ぶのも悪くないかもしれない。

 

6.ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

 新たな魔法の物語。ビターで大人な魔法の世界を描く。そこそこテーマは重い感じで、やっぱりハリーとの差別化は図ってるなと。あとハリポタでは蚊帳の外だったマグルがちゃんと活躍するのも良い。吹き替えの声優陣はオタクなら唸ること間違いなし。特に津田健次郎が声を吹き込むコリン・ファレルは、吉川晃司並のダンディっぷりなので必見かつ必聴。

 5部作展開が決定しているので、少なくともあと4回は伊藤静さんに吹き替えで大きな仕事が来る。そういやキャサリン・ウォーターストンと同い年なので、彼女の他の作品でも伊藤静さんに吹き替えをさせてください。

 

5.君の名は。

 今年イチのヒットムービー。こんなに売れるなんて誰も思っていなかったし、こんなにテレビが新海誠を取り上げるともみんな思っていなかった。

 CWFの映像美は言うまでもないが、新海誠が自らの作風をマイルドにしたこと、あのRADが劇伴を引き受けたこと、1ヶ月前に現れた大怪獣によって邦画へのハードルが下がっていたこと、その他諸々。あらゆる偶然が折り重なって生まれた奇跡の作品であろう。今までだったら最後すれ違って気付かずに山崎まさよしアルペジオからの「これ以上何を失えば〜」でしょ?本当に良くエンタメに寄せたなと思う一方、初めてここまで寄せたのに全く外さなかったなと。

 間違いなく後後後世まで語り継がれる作品。最低2回は観よう。

 

4.シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ

 マーヴェルムービー。アベンジャーズではなく、あくまでもキャプテンアメリカのシリーズ。とはいえキャップ側にフォーカスしすぎず、社長側の立場もしっかりと理解出来るようになっている。アクションは言わずもがな、終盤の一騎討ちは必見。どちらかと言えば僕は社長の方かな。

 

3.オデッセイ

 火災にたった一人取り残された男の物語。彼一人だけにフォーカスするのでなく、彼を残して飛び立ってしまった仲間やシグナルを追い続ける地球の職員、その他沢山の人間の力を結集させて一人の男の帰還のために動く姿に月並みながら感動。劇中のような世界なら恒久平和も近いだろうになぁ。

 

2.この世界の片隅に

 2時間観終わってここまで尊い気持ちになれた映画は初めてかもしれない。

 戦中という非日常の中で必死に日常を送り続ける、言ってしまえばただそれだけの、ただ月日が流れていくだけの作品なのだが、その日々を健気に生きていくすずさんの力強さと、それでもどうしようもない現実にただただ胸打たれる。ラストシーンもただの日常の風景なのに、それなのに涙が流れる。本当に全ての日本人に観てもらいたい作品。

 

1.シン・ゴジラ

 5回観たのに宇宙大戦争のテーマでいつも興奮させられる。

 東宝庵野秀明が12年ぶりに世に放った大怪獣。ゴジラというひとつ大きな虚構を打ち出し、それ以外は徹底的にリアルに拘る手法。「今の日本にゴジラが現れたら?」という壮大なシミュレーション映画のようにも感じられる。それを兼ねながらもエンターテイメント性、個性的なキャラクター、そして庵野秀明の驚きの発想。必要なもの全てを組み込み、そして無駄なものが一切排除されている。まさに"完全映画"。

 この映画、いや庵野秀明によってゴジラ固定観念をぶち破られて、新たなゴジラ像へと移行したわけだ。果たして東宝の次の動きは。

 …C91で尾頭さんのうっすいのはどれだけあったのだろう。

 

 

 

1.シン・ゴジラ
2.この世界の片隅に
3.オデッセイ
4.シビルウォー
5.君の名は。
6.ファンタビ
7.ローグワン
8.デッドプール
9.ミュージアム
10.僕街
11.スースク

 

終わりでーす。Don't Breatheは今年のうちに観ておきたかった…

来年も楽しみな作品が沢山あるので、映画への興味を持続させていきたいなぁ〜なんて思っております。