FC東京の2017年の対戦成績を過去10年間の対戦記録だけで予想する
どうも。
いよいよ土曜日に始まるJ1リーグ。DAZN元年である今シーズンに先立ち、我がFC東京は大補強を敢行し話題を呼んでおります。
表向きには「ACL出場権の獲得」を目標としてはいますが、監督含め選手たちは「優勝」の二文字を隠すことはしてません。そういう姿や補強の豪華っぷりを見ると、ACL圏内はむしろノルマとして考えるべきかもしれないかも。むしろこれで中位とか考えられないし日本中の笑い者だからな、がんばれ。
さて。
サッカー、とりわけリーグ戦では、相手との相性というものが気になることが須くあるかと思います。例えば対大宮ではホーム・アウェイの戦績が真逆だとか、そういう話。
そういう感じで過去10年間の対戦成績をホーム・アウェイ別で調べて、「ここでは勝てる、ここでは負ける」って感じで割と理にかなった?予想をしてみました。
東京サポの方はもちろん、「ウチと東京の相性ってどんな感じなの?」って思っている他サポの方でも、興味ある方は数分お付き合いください。
1.10年間の対戦成績と勝率&敗戦率
ということで早速本題に。
J League Data Siteの「日程・結果」より1年ごとの対戦記録を開けては入力、開けては入力・・・をちまちまと繰り返して、ようやく10年分のデータ入力完了。それに加えて勝率と敗戦率も置いて、出たものがこちら。並び順はスケジュールで。
お分かりかとは思いますが、赤は東京にとって有利なデータ、青は不利なデータですね。下は20%台から、上は70%台から色を付けてます。
対戦数に差があるのは仕方ないにせよ、こう見ると「勝てるところは勝てる!負けるところは負け!」っていうのが意外とはっきりしているんだなぁと。ところどころ引き分けがゼロの組み合わせがあったりするのもまた興味深いところ。
2.予想
では、先ほどのデータを踏まえて予想に入ります。
まず勝率・敗戦率ともに赤のところから。13節ホーム甲府戦、21節アウェイ大宮戦、26節ホーム仙台戦の3つがそうですね。ここは無事勝ち点3獲得とします。
次に勝率・敗戦率ともに青のところ。1節アウェイ鹿島戦、2節ホーム大宮戦、23節アウェイ浦和戦の3つ。開幕2連戦でいきなり相性最悪のカードが組まれてるわけですね(日程くんめ)。ということで残念ながらここは勝ち点ゼロ。
次は敗戦率が赤、つまり負けない組み合わせ。計12戦ありますが、ここは今シーズンへの期待もあるので激甘予想で全部3ポイント。ちなみに勝率は最高が67%で、8節アウェイ新潟戦(敗戦率27%)と30節ホーム札幌戦(敗戦率ゼロ)の2つ。最低が12節アウェイ神戸戦と14節アウェイ清水戦で、ともに38%(敗戦率もともに25%)。
4つ目は勝率が青、つまり勝てない組み合わせ。こちらは計8戦ありました。こちらは敗戦率が50%より上ではゼロ、50%以下の場合は引き分けと負けの数を比べて勝ち点をゼロか1で決めました。
最後にどちらも色がないもので、計8戦。ここは勝率・敗戦率で優勢な方はどちらか、また、引き分けの数も加味しつつ決めていきました。
その結果の予想がこちら。
開幕4戦勝ちなしでスタートダッシュに完全失敗しながらも、途中5連勝などで勝ち点を重ね、終盤に怒涛の7連勝を遂げて、勝ち点63でフィニッシュ。
いかがでしょうか。終盤の7連勝は一見突拍子もないようにも見えますが、敗戦率の低さを見るとあながち間違ってもいないと言えるのではないかと。
あとはまぁ、開幕4戦勝ちなしまでは覚悟しておいた方がいいかも。
3.順位はどうなるかと、優勝するには
ということで予想では63ポイント稼ぐ予定なのですが、この数字では果たして何位くらいで終われるのか。
こちら、過去10年間の順位別の勝ち点一覧になります。ちなみに青字は東京の勝ち点。
ここで注目していただきたいのは黄色のセル、64ポイント以上で終えているものを染めています。
こう見ると、先ほどの予想勝ち点63ポイントは3〜4位、あわよくば優勝も狙える数字であることがわかると思います。
細かく見てみると、60ポイント台で優勝している年は割りかし混戦気味。70ポイント台での優勝の年は2,3チームが争ったシーズンだったのかなぁと。
ただ、1位の平均勝ち点68を見ると、優勝するには63ポイントじゃまだ足りないのかなぁと思わせられます。
ということで、優勝を果たすには、先ほどの勝率・敗戦率で青字になっていた対戦でいかに勝ち点を拾えるかどうか。特に両方青だった3戦で勝ち点1を拾うことは、すなわち相手の勝ち点を2点削ることになるわけで。ここで引き分けることは非常に重要です。あとはもちろん勝ち点3を狙える試合で取りこぼさないことですね。
鹿島・浦和の2強という見方が多い現状ですが、混戦になる可能性も十分あると思うところ。なんとか食らいついて、この予想以上のところまでいってほしいところです。