たてただけ

三日坊主にすらなれない

「SSSS.GRIDMAN」の考察、9話を見た上での追記

 今回の考察は、以前の考察記事を踏まえた上で、基本的にそれを補足する形になります。なので、見ていない方はまずこちらの考察記事を見てください。

f4-zkars.hatenablog.com

 あと今回の考察に特撮自信ニキの友人は絡んでいません。自分が大石さんのライブ帰り("UNION"のアコースティックver.が聴けました!!!!!!!羨ましいだろ!!!!!!!!)で寝落ちしたので、上記記事のようにそのまま考察になだれ込むことが出来なかったためです。故に今回は自分のオリジナルです。

 では行きましょう。

 

 9話「夢・想」は、夢を見せる怪獣によって同盟メンバーが夢の世界に囚われ、グリッドマンが出動できないという流れだった。

 ここで「アカネ」が3人に見せた理想の世界は、言うなれば完全に「アカネ」のコントロール下に置かれたコンピューター世界である。「アカネ」が3人に見せた夢の世界はそれぞれ、

内海に対しては、気持ちよくいてもらうために彼にとって都合のいい世界を、

裕太に対しては、邪魔されないよう彼がグリッドマンとして目覚めなかった世界を、

そして六花に対しては、永遠に友達でいられるよう「アカネ」の理想の世界をこしらえた。

 ここでは全員に対しての「アカネ」の理想を作り上げたと当初は思っていたが、内海の「こんな都合いい訳ない」的なセリフがあったんで、あーこれは相手に合わせてんのかなーと思いました。ただ六花に対しては理想をぶつけてると思います。理由は六花と友達でい続けることこそが、「アカネ」がコンピューター世界にダイブした理由だと既に考察しているからです。

 

そして今回の最重要ワードが、夢から覚める決意をした裕太に対して「アカネ」が放った

 

私はずっと夢を見ていたいんだ

 

であることは言うまでもない。

 これはずっと六花の夢の中にいたいという意味でもあるし、なおかつコンピューター世界から出たくないという意味でもあるのではなかろうか。

 

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 そして、EDでしか映っていなかった制服六花+おそらく春の描写が本編でも登場。この保健室で会って意気投合するのが「アカネ」の六花との理想シチュと思われる。

 さて、気になるのがこの保健室という場所である。保健室にいるのはサボりか病弱が相場だ。

 するとだ、もし「アカネ」の中身である男子生徒Aが病弱で保健室から出られない子だったら?

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 彼が周りに馴染めず、クラス写真で端にいたのもなんとなく整合性がつくのではないだろうか。

 

 これは前記事の考察からは少々逸脱するが、男子生徒Aが既に動けない状態、あるいは故人であり、精神のみコンピューター世界に移植し、「アカネ」として生き長らえている、といった方向も考えられるようになってきた。

 そちらの方向だと、尚更OPラストカットの考察に重みが増すね!ヤバいでしょ!(関暁夫)

 

 あと本編ラストあたりで「アカネ」が飛び降りようとしたけどスッと着地する異様さ。あれを見るとやっぱりあの世界で「アカネ」は死ねないんじゃないかと思ってしまいます。そうしたら「夢から覚ます」にはコンピューター世界ごと消滅させないと、でもそうしたら「アカネ」は・・・。

 

 うん、どんどんバッドエンドに向かっていってるね。抗えないね。