たてただけ

三日坊主にすらなれない

プレミア最終節テキトープレビュー 〜始まりはゼロ、終わりなら…〜

サッカーくらいしかブログ更新のネタがない。ゆるして。


去年8月に開幕したプレミアリーグも早いもので今日が最終節。ボールが当たっただけでジルーの足首が折れたのが昨日のことのように思えてくる。

今シーズンはboringと呼ばれながらも圧倒的な強さを見せたチェルシーがチャンピオンの座をさっさとかっさらい、その後に続きシティ、アーセナル、ユナイテッドが最終節を待たずしてCL出場を確定。
罪作りな強豪たちのせいで優勝やCL出場を巡った最終節のドキドキは味わえない。だがご心配なく、ELと残留をかけた争いはそこそこ熾烈である。

ではここでそのELと残留に関わりそうな辺りの順位を確認。

EL争い
5.リヴァプール    62pts(9)
6.TOT                   61pts(4)
7.サウサンプトン 60pts(23)
残留争い
17.ニューカッスル 36pts(-25)
18.ハル・シティ    34pts(-18)
この通りそこそこ熾烈である。特に下の順位のチームの方が得失点を稼いでいる辺りがなかなか面白くさせてくれる。



EL争い

ここの争いは少々複雑だ。

まず前提として、イングランドにおいてのEL出場権は、リーグ5位のチームとFA、キャピタルワン両カップの優勝チームに与えられる。
カップ戦の優勝チームが既に欧州カップ戦の出場権を有していた場合は、そのカップ戦の準優勝チームに出場権が与えられる…のは昨シーズンまでで、今シーズンからはリーグ戦の方に繰り下がるようにレギュレーションが変更された。

それを念頭に置きつつ、今シーズンの状況について見てみよう。
まず5位は当初の通りEL本戦に出場。
次にキャピタルワン杯だが、ここはCL出場権を有しているチェルシー優勝したため、リーグ6位にまでプレーオフからの出場権が繰り下がる
そしてFA杯、決勝は1週間後に予定されているが、ここでアーセナルが優勝した場合(いや勝つんですけども)は7位まで繰り下げ、万が一アストンヴィラが優勝した場合はそのままアストンヴィラに出場権が与えられる。なお3回戦からの出場。

ということで現時点では
5位 EL本戦
6位 ELプレーオフ
7位 なし(アーセナルFA杯優勝でEL3回戦)
と、なる。

今シーズンに関してはここにフェアプレーランキングなるものが関わってくるが、それに関しては面倒なので簡単に済ませる。
プレミア内のフェアプレーランキングで現在首位はリヴァプールで、0.25pts差でウエストハムが2位につけている。
僅差なので逆転もあり得そうだが詳しくないので、紹介だけに留めてこれ以上は突っ込まないでおく。
ちなみにフェアプレー枠での出場チームは1回戦からの出場となる。


1回戦の開催は7月上旬に予定されている。



ただの罰ゲーム。


ということで今一度順位を確認してみよう。
5.リヴァプール     62pts(9)
6.TOT                   61pts(4)
7.サウサンプトン 60pts(23)
ではEL争いに関わってくる試合を確認。


ストーク(9)vsリヴァプール(5)

リヴァプール勝利…5位
引き分け以下…TOT、セインツどちらか一方勝利で6位、どちらも勝利で7位、それ以外で5位

今シーズン限りでイングランドを去る(予定の)ジェラードの最後のミッションはEL出場権の確保となった。
勝てば文句なしで本戦へ。引き分け以下だと他会場待ちとなるが、"スティービーGのラストマッチ"という側面の方が大きすぎて、正直ELがうんぬんだとかはあんまり気にしていないのでは。正直自分もどちらかと言えば彼の最後の勇姿の方しか目がいっていない。
なんかもうCLとか色々失っているような気がするが、ジェラードは難攻不落ブリタニアの地で有終の美を飾り、チームのヨーロッパ行きを置き土産にアメリカへ旅立ちたいところだ。


エヴァートン(10)vsTOT(6)

TOT勝利…リヴァプール引き分け以下で5位、リヴァプール勝利で6位
引き分け…セインツ引き分け以下かつリヴァプール5点差以上の敗戦で5位、セインツ引き分け以下かつリヴァプール4点差以内の敗戦以上で6位、リヴァプール4点差以内の敗戦以上かつセインツ勝利で7位
敗戦…セインツ敗戦で6位、セインツ引き分け以上で7位

あーーー長い!!!引き分けのところ長いよ!!!
ということでTOTちゃんは勝ったとしてもリヴァプール次第、引き分けだとリヴァプールが大敗しない限りは6位以下となる。だがしかし最終節時点でEL圏内をしっかりキープしているのはさすがEL名人と言ったところか。
ぼくはTOTちゃんが来シーズンも元気にELに出てくれればそれでいいと思っている、どこから出るかはあまり興味ない。
そういえばブイブイ言わせてたハリケーンくんは最近停滞気味らしいが、彼の活躍でいつものを達成できるか、はたまた1週間後に宿敵の優勝を願うことになるのか。



セインツ勝利…リヴァプール、TOT引き分け以下で5位、どちらか一方勝利で6位、どちらも勝利で7位
引き分け…TOT敗戦で6位、それ以外で7位
敗戦…7位

開幕前は「降格待ったなし!」という評価を受けていたセインツ、彼らがまさか最終節時点でこの位置にいると想像していた人はそう多くはないだろう。
聖者たちの救世主となったクーマンに残されたミッションはエティハドでの3pts奪取、勝つことが出来れば5位浮上のチャンスだ。
スペイン方面の不評をヨソにEL出場なるか。


思えばELを争う3チームは全てセインツに関係しているではないか。セインツそのものはもちろんのこと、リヴァプールには昨シーズンまでセインツに在籍していた選手が3人、TOTにはこちらも昨シーズンまでセインツの監督であったポチェッティーノがいる。
試合終了時、はたしてどのセインツに聖者(Saints)が微笑むのか。



残留争い

こちらはEL争いと打って変わって単純明快、勝つか、負けるかだ。
随分と行数を使ってしまった。上まで戻るのは骨が折れるので、ここで再び順位をみてみよう。最終節に運命を託すこととなったのはこの2チームだ。
17.ニューカッスル 36pts(-25)
18.ハル・シティ    34pts(-18)

ニューカッスル(17)vsウエストハム(11)

ニューカッスル勝利…残留
引き分け以下…ハル勝利で降格

カーヴァー監督が就任してからというもの、それはもう色々とゴタゴタしまくってとんでもないことになってしまったニューカッスル。あれよあれよとレスターに、宿敵サンダーランドに抜かされ結局最終節まで残留争いにとり残されることに。
勝てば文句なしに残留なのだが、ご存知の通りの絶不調で10戦勝ちなし。ホームの歓声・怒号・罵声を力に変え、久しぶりの勝利で残留を決めたい。



ハル勝利…ニューカッスル引き分け以下で残留
引き分け以下…降格

「勝つしかない」という崖っぷちに立たされたハルシティ。ここでホームに迎えるのが、よりによって盟主マンチェスター・ユナイテッドという。嗚呼、日程くんはなんて残酷なんだ
ほぼ4位確定とはいえ、ここで大勝しアーセナルが負ければ…ということをファン・ハールが考えている可能性も無きにしも非ず。相手が手を抜いてくれるなんて考えない方がいい。
とにかく勝つしかない
名称変更は拒んだが、今日の彼らは虎と化す。




ではその他の試合の組み合わせも紹介しておこう。


アストンヴィラ(16)vsバーンリー(19)
先週、マネの3分ハットトリックなどでセインツにボコボコにされながらも残留を確定させたアストンヴィラ。彼らの目線は既に1週間後のFA杯決勝に向けられている。
アーセナルを撃破し優勝を飾るための勢いをつけることが出来るか、はたまた降格決定のバーンリーが最後にファンにいいところを見せるのか。


アーセナル(3)vsWBA(13)
こちらもFA杯決勝を控えるアーセナル。ホームで3戦連続ノーゴールと、ここにきて調子を下げている。アストンヴィラ同様、なんとかここで勢いをつけたいところだ。
相手は難敵ピューリス率いるWBAだが、そのピューリスはエミレーツを非常に苦手としている監督であり、未だ勝つどころか全敗という惨状。


開幕間際のピューリス辞任で降格待ったなしと言われていたパレスだが、パーデュー就任後に勢いをつけ余裕の残留を決めた。そんな彼らが今目指すのはトップハーフでのフィニッシュ。他会場の結果次第となるが、勝てば10位浮上のチャンスを得られる。
対するは、当初は選手兼任監督として就任しながらも、しっかりと成績を残している、若き指揮官モンク率いるスウォンジー


早々と優勝を決め、半分くらいはバカンスに意識がいっていそうなブルーズ。
相手はミッドウィークにエミレーツで残留を決めたサンダーランドエミレーツで負けた場合はここで最大のミッションに挑むことになっていたが、そうなる前になんとか決めることができた。
両チームとも来シーズンに向けた試合が展開されることになりそうだ。


レスター(14)vsQPR(20)
終盤戦の信じられない快進撃、まさしく「グレイト・エスケープ」で昇格組唯一の残留を果たしたレスター。キングパワー・スタジアムに迎えるは、同じく昇格組ながら降格の憂き目を見ることとなったQPRだ。
レスターは2年連続の残留、QPRは1年でのリターンへ向けての試合となる。



ちなみにJスポーツさんでは
ストークvsリヴァプール(Jスポーツ3)
の3試合を生中継!(もちろんステマじゃないぞ!)


生か死か、それぞれの思惑が交錯するプレミア最終節は23:00に全試合同時キックオフ

あー本当に終わってしまう!

14-15プレミアリーグ 結局お前はなんだったんだイレブン 〜移籍のゴールは入団ではない〜

ある朝いつものように電車に揺られていると、こんな広告が目に入った。

「就活のゴールは入社することではない。あなたに本当に合う会社で働くことだ。」
転職関連の広告だった。まったくその通りごもっとも。

そういや"転職"が頻繁に行われるサッカー界でもこの言葉は通用するよなーともその時に思った。「思てたんと違う!」と苦悩する選手の多いこと多いこと。世界中の選手が集まる群雄割拠プレミアリーグじゃ尚更だ。


ということで、そんなプレミアリーグで移籍したは良いものの「結局お前何やってんだ?」と私に思われてしまった選手を、14-15シーズンに移籍をした選手に限定しイレブンにしてみた。
そしてそれぞれの紹介の後に来シーズンはどうするべきなのだろうかという要らんアドバイスも記してみる。

※ただ選考基準は愛すべきTransfermarkt様の記録している出場試合数に寄るものなので、いやむしろそこにしか寄ってないので正直言って適当適当アンド適当。細かい離脱理由は知らん、俺が「お前なにやってんだ」と思ったらそれでいいんだ。ちなみに今シーズンはアーセナル以外の試合は見ていない。

早速GKから。



GK ミシェル・フォルム(TOT)

W杯3位決定戦オランダvsブラジルで大会のオランダ代表団結の象徴としてピッチに立ってからもうすぐ1年。
彼は活躍の場をウェールズ南部スウォンジーからイングランド首都・ロンドンに移し、ついでにスタジアムでの活躍の場もゴールマウスからベンチに移した。まぁロリス@notロリコンという大正義GKがいたので予想できてはいたでしょうに。
そしてそのスウォンジーで彼に替わってゴールマウスを守っているのは、奇しくも同じ頃にロンドンに別れを告げたGKというのがなんとも言えない。GKという特殊なポジションであるが故あまりイジれない。

来シーズンの展望: 現正GKスローロリスがその座を譲らない限りは今後もベンチが定位置のまま。
幸いと言って良いのかロリス@ロリコンは14〜18歳の去就が怪しくなっているようなので、来シーズンは正GKに昇格出来る可能性はある。仮にロリス@≠ペドフィリアがスパーズを離れずとも焦って環境を変えずに2ndGKとして役割を全うしていくのがよろしい、フリーデルおじさんも引退するそうですし。



RSB バカリ・サニャ(マンチェスター・シティ)

アーセナルが払えない額の給料をポンと提示したシティに行かない手はなかった。
しかしポジションを争うのはプレミアNo.1RSBの呼び声高きサバレタ、もともと守備的なサイドバックであった彼には分が悪い相手だった。
誰もが予想していた通り、彼の定位置はベンチだ。分かっていたけど送り出したいちアーセナルファンとしても悲しい限りである。この後紹介する人のかわりにセンターバックやらせればいいのに。

来シーズンの展望: 契約が終了する17年には34歳と、十分引退も考えられる年齢になる。それまではバックアッパーとしての役割を果たしつつ高給を貰う方向で一向に構わない、そのためにシティに移籍したんだし。



CB エリアカン・マンガラ(マンチェスター・シティ)

13-14シーズン優勝チームの最後の弱点と言われていたこんぱに☆の相方として、シティが3200万ポンドを投じてポルトから引き抜いたフランス代表CB。
その高額の移籍金が先行し彼への周囲の期待はその実力以上のものを求めるようになってしまったのか、他リーグと比較すると「異質」としか言いようがないプレミアへの適応に苦労しミスを重ねレギュラー定着は叶わず。彼に気を取られているスキにいつの間にか相方を求めていたこんぱに☆までもが不安定アンド不安定の闇に陥り、結局シーズン通じて一番安定していたのはデミチェリスという始末。デミチェリスよりこんぱに☆のかわりを獲るべきだったのか。

来シーズンの展望: チーム全体の高齢化が叫ばれ、ペジェグリーニの解任が確実視されている現状、この夏に到来するであろう新監督によってレギュラーに抜擢される可能性は大いにあるのでは。
1年目の失敗を糧に、2年目の飛躍を遂げることは出来るのだろうか。



CB フィリップ・センデロス(アストンヴィラ)

13-14シーズンは混沌を極めた結果降格したフラムに冬まで所属。マガト大将軍が降臨する前にスペインはバレンシアへ逃亡したものの半年限りの契約は延長されず、放牧された彼が選んだ地はやはりイングランドだった。
しかし彼に待っていたのは茨の道。4節まではリヴァプールを破るなど好調だったものの5節アーセナル戦から連敗地獄、そして11月の代表ウィークで負ったふくらはぎの怪我が長引き、結局4月までピッチに立つことが出来ず。その間に監督が交代し、ますます試合に出場し辛い状況になってしまった。
うん、普通に不運だ。不運枠。あとでもう1人出てくる。ゆるして。

なんとか復帰した彼に待ち受けているのは、熾烈な残留争いとご褒美(?)のFAカップ決勝。彼にはぜひとも前者を勝ち抜き、後者で古巣のアシストをお願いしたいところだ。

来シーズンの展望: シーズン途中でシャーウッド政権となりCBコンビの序列がリセット。就任時に離脱中だったため来シーズンのスタートはベンチからか。
ただすっかり残留争いの常連となってしまったクラブなので、1年後の今頃は監督がまた変わっている可能性も無きにしも非ず。交代があった際はチャンスをしっかりとモノにしてレギュラーに返り咲きたい。



LSB フィリペ・ルイス(チェルシー)

チェルシーがリーガ制覇・CL準優勝のアトレティコ・マドリーから主力選手を3人も引き抜いたぞ!こいつぁすげぇや!みんなすっげぇ活躍するんだろうな!」と、少しは思っていた。

FW,GKの2人は期待通りの活躍だったが1人だけ取り残されてしまった。あぁかわいそうなフィリペ。
右イヴァノ左アスピで1年目を戦ったモウリーニョさんがこれを変えることはまぁ望まないでしょうね。優勝の瞬間はピッチで迎えることができたものの、リーグ戦でのフル出場は未だ7試合。
チェルシーはルイスという名の選手と相性が悪かったりするのだろうか。私、気になります。

来シーズンの展望: 「イヴァノヴィッチバイエルン移籍!?」というタブロイド紙のいつものやつが実現しない限りは来シーズンも定位置はベンチのまま。監督が変わる可能性も限りなくゼロに近いのでなかなか厳しめ。



CMF サフィル・タイデル(サウサンプトン)

f:id:gnsp:20150514154354j:image
「お前は何だったんだオブザイヤー」があるならば今年の受賞者は間違いなく彼だ。
2014年8月6日に、オズヴァルドとのトレードの形でインテルハイッテルからサウサンプトンにレンタル移籍をしたタイデル。しかし、アルジェリア代表としてW杯を戦った彼は、どうやら(スペイン方面ではかなーり不評の)ロナルド・クーマン監督のお眼鏡に叶う選手ではなかったようだ。
出場機会は与えられず、1年のローン期間終了を待たずして彼はイタリアへと戻っていった。

4週間でイタリアへと戻っていった。

タイデルのレンタル移籍のキャンセルが発表されたのは2014年9月1日。入団から退団まで、この間僅か26日。その間のトップチームの試合には1度も出場せずにイタリアへと戻っていった。
ありのーままのー事実伝えるのよーとしか言いようがない。イングランドで彼がやったことはそれしかない。
彼がどんな気持ちで4週間練習に励んでいたのか気になって朝も起きれない。

来シーズンの展望: シュナイデルランの後釜としてもう一度入団してみるのも良いかもしれない。



CMF フランク・ランパード(マンチェスター・シティ)

この人に関しては、「お前は何だったんだ」とするより、「お前らなんなんだ」とした方がいいだろう。多分本人もそう思っている。

名誉生え抜きとしてすべてのブルーズサポーターに愛されてきた彼はチェルシーでの13年間の蜜月を終え、アメリカ・MLSの新興クラブ、ニューヨーク・シティと契約することになった。いや、確かに契約したはずだ。
f:id:gnsp:20150515132629j:image
だってこんな写真まであるもの。

「ニューヨークでの彼の活躍を耳にするのが楽しみだ!」というすべてのブルーズサポーターの共通認識を、「もうイングランドで彼がプレーすることはないのだ」という全世界のサッカーファンの共通認識をマンチェスター・シティ、いやCFGはたやすく覆した。

9月、彼は再びかつての盟友達と同じピッチに立ち、指揮官の期待に応える見事な同点ゴールを決める。
しかし得点を決めた彼の姿は真青ではなく水色、得点を喜ぶ様子はなかった。
サッカーの神様とやらの気まぐれとしか思えないシナリオ。軽く漫画になるやつだ。
自分はただ「スホーイ」としか思わなかったが、13年間彼を愛し続けてきたサポーターからしたらもうたまったものじゃないだろう。

ランパード騒動はこれだけでは終わらない。
大晦日、シティはランパードとの契約を延長したことを発表した、レンタル延長ではなく。
ランパードは2015年のMLS開幕後もシティに残留することとなり、これに関してはアメリカから批判の声が続出だ。そりゃ当然だ、「来年からウチにランパードが来る!」と胸躍らせていたサポーターからしたらもうたまったものじゃないだろう。
あーもうめちゃくちゃだよ。綺麗な別れ方をしたかったのはファンだけではなくランパードもだっただろうに。
シーズン終了とともにアメリカで新たなシーズンを迎えるランパードに、彼が怒らせてしまったニューヨークのサポーターたちは果たしてどのような反応をするのだろうか。私、気になります(本記事2度目)

来シーズンの展望: アメリカで頑張ってください、くれぐれも幹部の方々が「もう1年」とか言い出さない程度に。



OMF シーム・デ・ヨング(ニューカッスル)

不運枠その2。ゆるして。

アヤックスで順調にキャリアを重ねていた彼が選んだのは実弟のルークが苦汁をなめた地。
「弟の汚名返上を!」と意気込んでいたであろう彼を待ち受けていたのは不幸の連続だった。
2,3節こそは出場したものの練習中の負傷により9月初旬からの5ヶ月間の離脱を強いられる。さらには復帰間近の2月に気胸を発症、今度は8週間の離脱となってしまった。
不幸が続いたシームだが、4月のスウォンジー戦で8ヶ月ぶりにトップチームの試合に出場。イングランド上陸後初得点も記録し、来シーズンの本領発揮に向けて着々と準備を進めているのだが…

来シーズンの展望: チーム状態がなかなかにヤバい。場合によっては脱出も考えるべきだが、昨夏に彼が交わした契約の期間は6年。うーむ長すぎる。
どうやら脱出しようにも移籍金がかさむことになりそうだ。長期契約の闇。



RWG マウロ・サラテ(ウエスト・ハム→QPR)

「ガチムチロングボールイングランドノフルキヨキフットボールチームにゴリブラーをねじ込むとどうなるのか?」
という近代サッカー始まって以来の疑問に今シーズン真っ向から向き合ったのが彼だ。
イタリアでの活躍のイメージが強い彼だが、実はイングランドでのプレーは08年のバーミンガムで経験済み。その時の経験を活かしてビッグサムのパーフェクトろんぐぼーる教室の中で光る"""圧倒的個"""(本田圭佑座右の銘)になれるのか?周囲は当然懐疑論ばかりだった。

結論だけ、書く。


ダメでした。

なおローン移籍したQPRでは膝を負傷、チームの降格決定をピッチの外で迎えたのであった。つらい。

来シーズンの展望: ビッグサム御大が去らない限りはウエストハムでの活躍は期待出来ない。再来夏に契約満了となるので、来シーズンはロングボール万歳チーム以外のところへ1年間ローン移籍をして、のびのびとした環境でそのゴリブルスキルを発揮していただきたい。



LWG ゲオルギオス・サマラス(WBA)

14年W杯のギリシャGL突破の立役者はいつの間にかサウジアラビアに移籍していた。本当にいつの間にやら。

ノーインパク
強いて言うなら契約した時が一番のインパクトだった。
しかしアーヴァインは兎も角、彼のような背丈の高い選手を好みそうなトニー・ピューリスにさえ必要とされないという。まったく不思議なFWだ。せめてCFが第一ポジションならポストで潰れ役になって…ということが出来るのだが、いかんせん彼は何故か左ウイングが第一ポジションという。でもジルーも最初はウイングだったし大覚醒も少し期待してしまう。なお年齢

来シーズンの展望: 中東でお金を沢山貰えて幸せだろうから今のままでよし。



CF マリオ・バロテッリ(リヴァプール)

1年半ぶりのイングランド上陸の地に選んだのはウルグアイの狂人を手放したマージサイドの古豪。前任者ほどではないにせよそれなりの活躍を期待されていただろう、それ以上の不安を抱えながら。

彼が応えたのは後者だった。前任者どころかFWとして当然期待される得点すら取れずに年明けを迎えてしまう惨状。
結局奪ったゴールは未だ1点のみ。悪童でこれじゃあさすがにマズいぞ。結果出せなかったらただの足手まといの問題児のレッテルを貼られてしまう。ヤバイヤバイ。

ただやっとの思いで奪った初得点がチームの決勝点だったあたりが、彼のことを完全に見捨てることが出来ない所以だろうか。

来シーズンの展望: スターリングの移籍報道が加熱し、スターリッジも開幕後数ヶ月間の離脱が確実。来シーズンのリヴァプールが厳しい状態で開幕を迎えるのは避けられない状況にある。
苦しむチームを今度こそ引っ張り、また彼自身ももう一つ上の選手の域へ到達することが出来るのか。

覚醒してマージサイドダービーで再びアレを披露したら画になりそうなんだけど…なんて思っていたらこの画像を見つけたので最後に載せておく。f:id:gnsp:20150516190949j:image




監督 ポール・ランバート(アストンヴィラ)

だいたいの監督が契約延長を勝ち取った途端に体たらくを始めるのはやはり人間の性なのだろうか。

3年目のシーズンを迎えたランバート率いるヴィラは最高のスタートダッシュを切った。4節まで終えて3勝1分の無敗、4節にはリヴァプールアンフィールドでシャットアウトしてみせた。
これでいい気になったのか、クラブはランバートとの契約延長を決定。

これがいけなかった。

契約を延長した途端、アストンヴィラは悪夢の6連敗・9戦勝ちなしの大スランプに陥る。4節までの好調のチームは何処へ行ってしまったのか…と思うのが普通だが、ぶっちゃけ延長のタイミングがおかしいと思うんだ。
それを説明するためには、アストンヴィラの4〜7節の日程を紹介しておかなければなるまい。
4節 vsリヴァプール(A)
〜〜〜ここで契約延長〜〜〜
5節 vsアーセナル(H)
6節 vsチェルシー(A)
7節 vsマンチェスター・シティ(H)
やっぱりおかしい。
そもそも日程がおかしい。

9戦勝ちなしの後の2連勝で悪夢が終わったかと思いきや、今度は10戦勝ちなし、更にその10試合での合計得点は僅か2。5試合×90分=450分で1点という驚きの効率の悪さだ。分かりやすく例えてみると、ヴィラが1得点する間にカップヌードルは150個作ることができ、アニメ作品1クール分を鑑賞しても時間が余り、「能動的三分間」は150回聴けて、ウルトラマンは150回怪獣を倒して帰っていく。あまりの得点不足に、Twitterでは「Did Villa Score?」というアカウントが作られもてはやされるという事態が発生したほどだ。

そしてハル・シティに敗れた翌日の2月11日、ようやく彼は長い長い苦しみから逃れることとなった。解任という形で。
リーグ戦での成績は5勝7分13敗だった。

遅くない?



ということで。

f:id:gnsp:20150516150824j:image



おわりに

ここまでつらつらと書いてきましたが
自分自身、移籍初年度だけで選手を判断することは、はっきり言おう、嫌いです。
(この前も「断言するウェルベック獲得は失敗だ」って誰かが言っているのを見つけて1人で(#^ω^)ビキビキしてました)
ので、ここに載せた中で残留をする選手達には、ぜひとも2年目となる来シーズンこそは活躍してほしいと思っております。

もちろんアーセナル戦以外でね。

たてたわけ

Twitter上で少し真面目に文章を考えてしまった時には、どうしても"140文字"という制限が否応なくのしかってくる。
コレはTwitterというSNSの構造上仕方のないことだ。
英語圏では伝えられる単語は更に少なくなる、まだ日本人は恵まれている。

そんな時には今まで2つの解決策を講じてきた。
1ツイートに纏めるか、数ツイートに渡って書き連ねるか。
ただ、1ツイートだと伝えきれないこともあるし、数ツイートに渡ってそれを伝えようとするとどうしてもTLが埋まる。

自分の中で少しモヤモヤ。


ということでこのブログは、1ツイートでは書ききれないくらい長いことを、数ツイートに渡ってでなく、一つの記事で書き連ねたいときに使用するものとしたい。


とはいえ

そこまで学があるわけでもない自分である。

そんな自分が真面目に考えることなんて年に何度あることなのだろうか?



なので更新は年数回と予想。


三日坊主って書いてあるけど年数回。