プレミア最終節テキトープレビュー 〜始まりはゼロ、終わりなら…〜
サッカーくらいしかブログ更新のネタがない。ゆるして。
ニューカッスル(17)vsウエストハム(11)
去年8月に開幕したプレミアリーグも早いもので今日が最終節。ボールが当たっただけでジルーの足首が折れたのが昨日のことのように思えてくる。
罪作りな強豪たちのせいで優勝やCL出場を巡った最終節のドキドキは味わえない。だがご心配なく、ELと残留をかけた争いはそこそこ熾烈である。
ではここでそのELと残留に関わりそうな辺りの順位を確認。
EL争い
5.リヴァプール 62pts(9)
6.TOT 61pts(4)
7.サウサンプトン 60pts(23)
残留争いこの通りそこそこ熾烈である。特に下の順位のチームの方が得失点を稼いでいる辺りがなかなか面白くさせてくれる。
17.ニューカッスル 36pts(-25)
18.ハル・シティ 34pts(-18)
EL争い
ここの争いは少々複雑だ。
まず前提として、イングランドにおいてのEL出場権は、リーグ5位のチームとFA、キャピタルワン両カップの優勝チームに与えられる。
カップ戦の優勝チームが既に欧州カップ戦の出場権を有していた場合は、そのカップ戦の準優勝チームに出場権が与えられる…のは昨シーズンまでで、今シーズンからはリーグ戦の方に繰り下がるようにレギュレーションが変更された。
それを念頭に置きつつ、今シーズンの状況について見てみよう。
まず5位は当初の通りEL本戦に出場。
そしてFA杯、決勝は1週間後に予定されているが、ここでアーセナルが優勝した場合(いや勝つんですけども)は7位まで繰り下げ、万が一アストンヴィラが優勝した場合はそのままアストンヴィラに出場権が与えられる。なお3回戦からの出場。
ということで現時点では
5位 EL本戦
6位 ELプレーオフ
7位 なし(アーセナルFA杯優勝でEL3回戦)
と、なる。
今シーズンに関してはここにフェアプレーランキングなるものが関わってくるが、それに関しては面倒なので簡単に済ませる。
僅差なので逆転もあり得そうだが詳しくないので、紹介だけに留めてこれ以上は突っ込まないでおく。
ちなみにフェアプレー枠での出場チームは1回戦からの出場となる。
1回戦の開催は7月上旬に予定されている。
ただの罰ゲーム。
ということで今一度順位を確認してみよう。
5.リヴァプール 62pts(9)
6.TOT 61pts(4)
7.サウサンプトン 60pts(23)
ではEL争いに関わってくる試合を確認。
ストーク(9)vsリヴァプール(5)
リヴァプール勝利…5位
引き分け以下…TOT、セインツどちらか一方勝利で6位、どちらも勝利で7位、それ以外で5位
今シーズン限りでイングランドを去る(予定の)ジェラードの最後のミッションはEL出場権の確保となった。
勝てば文句なしで本戦へ。引き分け以下だと他会場待ちとなるが、"スティービーGのラストマッチ"という側面の方が大きすぎて、正直ELがうんぬんだとかはあんまり気にしていないのでは。正直自分もどちらかと言えば彼の最後の勇姿の方しか目がいっていない。
なんかもうCLとか色々失っているような気がするが、ジェラードは難攻不落ブリタニアの地で有終の美を飾り、チームのヨーロッパ行きを置き土産にアメリカへ旅立ちたいところだ。
エヴァートン(10)vsTOT(6)
敗戦…セインツ敗戦で6位、セインツ引き分け以上で7位
あーーー長い!!!引き分けのところ長いよ!!!
ということでTOTちゃんは勝ったとしてもリヴァプール次第、引き分けだとリヴァプールが大敗しない限りは6位以下となる。だがしかし最終節時点でEL圏内をしっかりキープしているのはさすがEL名人と言ったところか。
ぼくはTOTちゃんが来シーズンも元気にELに出てくれればそれでいいと思っている、どこから出るかはあまり興味ない。
そういえばブイブイ言わせてたハリケーンくんは最近停滞気味らしいが、彼の活躍でいつものを達成できるか、はたまた1週間後に宿敵の優勝を願うことになるのか。
マンチェスター・シティ(2)vsサウサンプトン(7)
セインツ勝利…リヴァプール、TOT引き分け以下で5位、どちらか一方勝利で6位、どちらも勝利で7位
引き分け…TOT敗戦で6位、それ以外で7位
敗戦…7位
開幕前は「降格待ったなし!」という評価を受けていたセインツ、彼らがまさか最終節時点でこの位置にいると想像していた人はそう多くはないだろう。
聖者たちの救世主となったクーマンに残されたミッションはエティハドでの3pts奪取、勝つことが出来れば5位浮上のチャンスだ。
スペイン方面の不評をヨソにEL出場なるか。思えばELを争う3チームは全てセインツに関係しているではないか。セインツそのものはもちろんのこと、リヴァプールには昨シーズンまでセインツに在籍していた選手が3人、TOTにはこちらも昨シーズンまでセインツの監督であったポチェッティーノがいる。
試合終了時、はたしてどのセインツに聖者(Saints)が微笑むのか。
残留争い
こちらはEL争いと打って変わって単純明快、勝つか、負けるかだ。
随分と行数を使ってしまった。上まで戻るのは骨が折れるので、ここで再び順位をみてみよう。最終節に運命を託すこととなったのはこの2チームだ。
17.ニューカッスル 36pts(-25)
18.ハル・シティ 34pts(-18)
ニューカッスル勝利…残留
引き分け以下…ハル勝利で降格
カーヴァー監督が就任してからというもの、それはもう色々とゴタゴタしまくってとんでもないことになってしまったニューカッスル。あれよあれよとレスターに、宿敵サンダーランドに抜かされ結局最終節まで残留争いにとり残されることに。
勝てば文句なしに残留なのだが、ご存知の通りの絶不調で10戦勝ちなし。ホームの歓声・怒号・罵声を力に変え、久しぶりの勝利で残留を決めたい。
ハル(18)vsマンチェスター・ユナイテッド(4)
ハル勝利…ニューカッスル引き分け以下で残留
引き分け以下…降格
とにかく勝つしかない。
名称変更は拒んだが、今日の彼らは虎と化す。
ではその他の試合の組み合わせも紹介しておこう。
アストンヴィラ(16)vsバーンリー(19)
アーセナルを撃破し優勝を飾るための勢いをつけることが出来るか、はたまた降格決定のバーンリーが最後にファンにいいところを見せるのか。
アーセナル(3)vsWBA(13)
開幕間際のピューリス辞任で降格待ったなしと言われていたパレスだが、パーデュー就任後に勢いをつけ余裕の残留を決めた。そんな彼らが今目指すのはトップハーフでのフィニッシュ。他会場の結果次第となるが、勝てば10位浮上のチャンスを得られる。
早々と優勝を決め、半分くらいはバカンスに意識がいっていそうなブルーズ。
両チームとも来シーズンに向けた試合が展開されることになりそうだ。
レスター(14)vsQPR(20)
終盤戦の信じられない快進撃、まさしく「グレイト・エスケープ」で昇格組唯一の残留を果たしたレスター。キングパワー・スタジアムに迎えるは、同じく昇格組ながら降格の憂き目を見ることとなったQPRだ。
レスターは2年連続の残留、QPRは1年でのリターンへ向けての試合となる。
ちなみにJスポーツさんでは
ストークvsリヴァプール(Jスポーツ3)
マンチェスター・シティvsサウサンプトン(Jスポーツ4)
ハル・シティvsマンチェスター・ユナイテッド(Jスポーツ2)
の3試合を生中継!(もちろんステマじゃないぞ!)
生か死か、それぞれの思惑が交錯するプレミア最終節は23:00に全試合同時キックオフ!
あー本当に終わってしまう!